人間は誰もが霊能力をもっています。それは普通に生活をする中で見過ごしがちなちょっとした「感覚」のこと。
この「感覚」が研ぎ澄まされている人を霊感がある人ともいいます。
そしてこの霊感にもいろいろな「タイプ」があります。
あなたはどのタイプの霊感を受け取る力が強いでしょうか?この記事を参考に自分の霊能力を磨いてみるのもいいかもしれませんね。
クレアセンシェンス
一つ目の霊能力はクレアセンシェンス。
クレアセンシェンスは「いい感じがする」「嫌な感じがする」など私たちが「心で感じる何気ない感覚」のことを指します。
夜にお墓などに行くと嫌な感じがしますよね?怒っている人を前にしたときにも、ピリピリとした空気が伝わってきて「なんだか嫌な感じがするなぁ」という感覚を経験をしたことがある人も多いと思います。
こういった「嫌な感じ」はすべてクレアセンシェンスです。
また、自然の多い公園や、海、森、神社、パワースポットなどに行くと「なんとなく良い感じ」がしたり、
スポーツをしているときや、自分が好きなことをしているときに「なんとなく良い気分、良い感じ」がする、という経験がある人も多いのではないでしょうか?
こういった「良い感じ」もクレアセンシェンスです。
ところで、この「心で感じる感覚=クリアセンシェンス」は「心で感じる」もののことで、「頭で考えることとは別物」だということも頭に留めておくといいでしょう。
どういうことかというと、例えば道を歩いていて、ふと「なんとなくこの道を通るのは嫌な感じがする」と、クレアセンシェンスで感じとるとします。
でも、わたしたちは心で感じたあと、頭で思考する生き物です。
「いつも通っている道だから安全だ」「ここを通らないと目的地につかない」「ここを通らず別の道を探すのは面倒だ」と考え、そして「嫌な感じ」は「気のせい」だということにしてその道を通ることがあります。
また、別の例を出すと、初対面の人に会った時「この人はなんだか嫌な感じがする」とクレアセンシェンスで第一印象を感じることもあります。
でも、その後に頭で「第一印象で人を判断するのは良くないことだ」「冗談のうまい楽しい人だったから良い人だ」「特に変わったところのない普通の人だった」などと考えます。
頭で考えて、クリアセンシェンスで感じ取ったことは、まるでなかったことかのように蓋をしてしまう人がいるかもしれませんが、実はこのクリアセンシェンスは、その人や物事の本来の状態、また未来までもを思考より的確に知らせてくれています。
嫌な感じがした道を通ることで、あくまでも例ですが、石に躓いて転びそうになったり、忘れ物をしたことを思い出せずにそのまま目的地についたり、会いたくない人に遭遇したり、結果的に遅刻することになったり、するようなことがあるかもしれません。
また、2つ目の例では、表面的に良い人に見えたとしても、実はとてもネガティブな人であったり、しばらくたって悪縁だったと気が付くようなよくない関係に発展していく可能性を秘めていたりします。
自分が感じたことがまさか当たるとは思わず、自分の感覚を信用していない人が多いのですが、クレアセンシェンスを伸ばすには、心の声に耳を傾けることが大切です。
初めは感覚を信じることに勇気がいるかもしれませんが、頭で考えるよりも心の声を聴いて自分の行動を選択するともしかすると人生がより良い方向へ導かれるかもしれませんね。
自分の心とのつながりを強化してみてください。
クレアコグニザンス
クレアコグニザンスは、なぜかはわからないけれど「100%確実にそれが事実だという確信を得る」能力のことです。
上でも紹介したクレアセンシェンスは「良い感じがする」「悪い感じがする」というなんとなくの感覚のことでしたね。
実は他にも「なんとなく、今あの人が私のことを考えている感じがする」「なんとなく、これを買った方がいい気がする」などの具体的な内容を含んでいる場合もクレアセンシェンスにはあるのですが、それでも、それらも気のせいにしてしまうほどの曖昧な感覚のことです。
それに対してクレアコグニザンスは、はっきりとその内容が事実だということがわかるものです。
分かりやすい例では、裏返したAと書かれた紙、裏返したBと書かれた紙を前に「こっちがBだ!」ということをはっきりと確信できたりします。
紙の裏の答えを見たから知っているのと同じに、当たり前にBだということがわかってしまうのがクレアコグニザンスです。
他にも目の前で喧嘩を繰り広げている2人がいるとして、その喧嘩の原因や経緯、2人の今や少し前の感情などを突然理解することもあります。
まるで聞いたから知っていると同じに、人の感情や状況が突然はっきりと理解できることもあるのです。
私は学生時代、先生から質問された問題の答えを、知らないのにも関わらず正解がはっきりとわかることが何度かありました。
今から考えるとあれはクレアコグニザンスだったということでしょう。
根拠はなくともそれが事実であるという強い深い確信があるのがクレアコグニザンスです。